上司が部下をおもてなし？　500人が参加する社内イベントって何だ？

ナツママ：　美味しそ～、どこの店のパフェ？最近できたニューカマーのお店？

ジェイ：（ニューカマーって・・）いえ、違います。当社のイベントで提供したパフェです。

ジェイ：美味しかったです。

ナツママ：　どこのイベント？ていうか、なんで食べてるの？

ジェイ：取材行ったからさー、それで確認頂ければいいんじゃない？

ナツママ：　（なんで急にタメ語？）いつのまに？で、どーだったのよ

ナツママ：　お！可愛い❤・・・真ん中がタイプかなあ。

ジェイ：　当日おもてなしをしてくれた社員の皆さまです。

ナツママ：　そもそも、どんなイベントなの？

ジェイ：年に1度、いつも本当に頑張ってくれている従業員の皆さんに感謝の気持ちを込めて、上司が部下をおもてなしするイベントなんです。

あ、読者の皆さまにご説明が遅くなりました。

当社は、全国30拠点でコンタクトセンター事業をしていて、20,000人を超えるコミュニケータ―が在籍しています。今回ご紹介するこのイベントは、兵庫県三田市にある「神戸ソリューションセンター」で毎年行われているイベントなんです。

驚くべきは・・

ナツママ：ZZZ…

ジェイ：・・・おいおい！寝るな！大事なところ！

ナツママ：アメリカ人のあまりに流暢な日本語に眠気が・・・

ジェイ：続けますね。驚くべきは、イベントに参加する人数。なんと500名。「上司が部下をもてなす」というのも特徴ですね。

ナツママ：え～、ちょっとした会社の社員数じゃないですか。大イベントだね。

ジェイ：はい。毎年、皆さん楽しみにしているんだそうです。壁には上司からの感謝のメッセージが掲示されているなど、仲間との絆を深めることができる、大事なイベントなんです。

ナツママ：『皆さんの力でセンターを支えて頂いているのです』。嬉しい一言だね。

普段面と向かっては言いづらいけど、こうして文章にして伝えてもらえると、嬉しいね。

ジェイ：そのほか、神戸ソリューションセンターでは常設で『マッサージルーム』があって、この日は特設ブースで特別マッサージを実施。盲導犬たちも迎えてくれます。

ナツママ：肩ガチガチなんだよね～、やってほしいなあ。

ジェイ：最高でした。

ナツママ：やったんかい！

ジェイ：おもてなしする側は大変で、何日も前から準備。この日用意したパフェは500人分以上。どうしてこんなに大変なことをするの？意味が分からないので聞いておきました。神戸ソリューションセンターの草場めぐみさん、どうしてこんな大変なことを？

ナツママ：（「意味が分からない」って・・日本語って難しいよね。）

草場：私は今年入社17年目で、私自身もコミュニケーターからスタートして、現在はマネージャーとして働いています。その経験の中で感じていたことですが、上司から感謝の気持ちを伝える、というのは普段なかなかできないんです。直接業務で関わらない限り上司と話す時間もあまり取れない。自分の職場にどんな上司がいるのか、この会社がどんな会社なのかを直接感じてもらえるコミュニケーションの場を増やしたくて始めました。他にも年に3回ほど、夏はBBQ、秋はハロウィンパーティー、冬はクリスマスイベントをやっています。

感謝祭は今年で3年目を迎えますが、クライアント企業様から協賛品をご提供いただいたり、クイックマッサージなどの特設会場を設置するなど、回を重ねる毎にパワーアップしています。アンケート調査でもイベントの満足度が非常に高いんです。イベント後はコミュニケーションが活発になったという実感もあり、長く働いてもらえる環境作りにもつながっていると思います。クライアント企業様にお話すると、「いいイベントだね」と仰っていただけています。去年は、食品メーカーのクライアント企業様の商品を実際に使った料理のレシピ募集を実施し、クライアント企業様にお渡ししたところ、とても喜んで頂きました。準備は業務の合間を縫ってやるので、大変ですが、大切なイベントだと感じています。年々事務局側も慣れてきて準備のスピードもUPしてますしね。

ジェイ：神戸には、常設でマッサージルームもあるんですよね？

草場：はい。従業員は月3回まで無料でマッサージを受けられます。盛況で、予約はいつもいっぱいです。盲導犬と一緒に働いてくれているメンバーがマッサージをしてくださいます。今回の感謝祭は「みなさんに癒しを」ということで、盲導犬達もみんなを癒してくれました。

ジェイ：なるほど癒されますね。理解しました。現場の皆さんから、普段話す機会がない上司の手書きのメッセージを見て「こういう字を書くんだ～」、人となりが想像できる、との声も聞けました。このイベントに合わせてクライアント様からスタッフの皆さんに宛てて感謝メッセージも頂いているのだそうで、モチベーションUPになっているとも聞いております。こういった地道な活動が働きやすさの改善や、長く働いてもらえる環境作りに繋がっているんですね。

髙野：ぜひ神戸ソリューションセンターにお越しください。お待ちしています。

ジェイ：え？誰？