夕暮れ時にふらっと訪れたい、武蔵浦和の私のお気に入り「BURCAK」(ブルチャーク)
ワインは100種類。恋人でも、親子でも、家族でも、美味しい食事とワインで話が弾む、街のイタリアン。
こんにちは。記者の生活圏から半径300mというせま~い範囲の中で、イチオシのお店をご紹介する企画「半径300mグルメマップ」。今回ご紹介するのは、埼玉県 武蔵浦和にある「BURCAK(ブルチャーク)」さんです。
駅から徒歩4分。四角い箱のようなかわいらしい外観
JR「武蔵浦和駅」東口から徒歩4分。「ニトリ」を右手にまっすぐ進み、交差点を右に入ると、住宅地の一画に可愛らしい外観のお店が見えてきます。
武蔵浦和で自然派ワインを浸透させたい、とソムリエである奥様とシェフのご主人で始め、6周年。ワインの種類は約100種で、季節ごとに変わるワインリストも楽しみの1つです。
“BURCAK”(ブルチャーク)とは、チェコで国民的に親しまれる発酵途中の若いワインのこと。短い期間しか味わえないため流通しにくく、チェコ以外ではなかなか飲めないワインです。チェコの秋の風物詩と言えば、ワイン祭りで出店に並んだブルチャークを楽しむことだそうで、ペットボトルで販売される庶民の味です。
店名は、そのブルチャークにちなみ、そこでしか味わえない提供する、ジャンルにとらわれない親しみやすいお店になれるように、という想いをこめて名付けたんだとか。店内にはそんな店主の人柄に惹かれて集まってくる常連さんからの手紙や、遊び心あふれた肩肘をはらないセンスで溢れていています。
メニューは季節や仕入れによって変わりますが、常時約30種類ほど。「自家製ソーセージ」や珍しい「自家製からすみ」などこだわりの自家製メニューも豊富です。
何を食べても美味しいのですべて紹介したいところですが、まずは季節の人気メニューの中から、厳選した3品をご紹介します!
まず今の季節にピッタリなこちら、「にんじんのムース」。冷えたグラスに鮮やかなオレンジ色が美しい、涼しげな一品です。ひとくち食べた瞬間、クリーミーで優しい人参の甘味とウニの風味が溶け合い、口当たりまろやか。口元が思わず緩みます。味付けは生クリームと塩のみ。素材の味がダイレクトに伝わり贅沢な気分。常連さんにファンが多い一品です。
続いては「骨付き豚ロース 香草グリル」
盛り付けが美しい!当然、同席のメンバーのみならず、隣の席の人からも「お~」という声が。まずは目で楽しんで(携帯での写真撮影が一通り終わってから)、見るからにジューシーなお肉をパクリ。
こちらも味付けはシンプルながら、素材のうまさに自信あり!という厳選した豚肉。その深い旨味をかみしめ、幸せのボルテージが急上昇。酸味のあるマスタードが良く合うんです。300gほどありますが、付け合せの新鮮なお野菜と一緒にワイワイ食べていると意外とペロリといけちゃいます。
そして、このお店の名物でもある、イタリアンの定番、「生ハム」の盛り合わせ。すべて切り立てで、香りが違います。初めて頼んだときは、その量にびっくりでしたが、ワイン好きな私は感動。エンドレスで呑めてしまう・・・。食事の最初にオーダーして、最後までつまめる、しかも最後まで美味しいという、素晴らしい名物です。ただし、量があるので同行者が3人以上の時に頼むことをオススメします。
その他にも卵やツナ、オリーブを使った人気メニュー、「ニース風サラダ」や、夏季限定「スペイン産うさぎとマッシュルームのハーブ唐揚げ」などオリジナリティー溢れるメニューを堪能できます。
シェフの感性が光るメニューの数々は、ワインの相性を考えて創作されているのだそう。「このメニューならこのワイン」というオススメの組み合わせをぜひ訊いてみてください。
「恋人同士で来られた方が結婚されて、お子さんと一緒に来てくれるようになってくれた時は、嬉しかったですね」と言う奥様。お客様とは日々そんなやりとりがあるのだそう。
店とお客様の心の距離の近さが、仕事帰りにふらっと訪れたくなる理由なんだろうな、きっと、と思いながら、『今週はいつ行こうかな』と考えている私でした。武蔵浦和にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
- BURCAK ブルチャーク
- 〒336-0021 埼玉県さいたま市南区別所6丁目5−2
- TEL:048-789-7765
- 営業時間:17:00~23:30(LO.22:30)
- 定休日:火曜日
- 公式サイト:https://ja-jp.facebook.com/wineizakayaburcak/