「細胞がキレイになる」と思える料理って?毎日行きたくなる店 茅ヶ崎『さくら食堂』
外食で健康になれるわけないと思っている方必見。味、質、量、どれを取っても納得の「体においしい」お店を紹介します。
社員の居住地半径300mというせま~い範囲の中、100%個人的な視点でイチオシのお店を紹介する企画「半径300mグルメマップ」。今回は、神奈川県茅ケ崎にある「さくら食堂」です。
外食は塩分、糖分、油分過多が心配で野菜不足になりがち、そんな外食に対するイメージを砕く、新鮮な有機野菜や厳選した素材をシンプルな調理法で食べさせてくれるお店。ここに来たら『体が喜ぶ』ものが食べられる。しばらく行かないと、「もうそろそろ行かなければ」と思わせるサプリのようなお店です。
ランチタイムのオススメは、甘酒を使ったドーナツと、有機野菜を使ったおかずプレート
JR東海道線辻堂駅西口(海側)から徒歩12分、住宅地の一画に、さくら食堂さんはあります。一般の民家を改装した可愛らしい店構えで、店先には「できたてドーナツ」の看板が。
ちょうど数年前に育休中だった私は、近所にこのお店を見つけて、子どもにも安心の素材と味に感動。ママ友とも何度か訪れました。
このお店は、シェフが作る有期野菜や厳選素材を活かした料理と、栄養士の免許を持つオーナーが作る「体にやさしいスイーツ」をいただけます。自家製シロップを使ったドリンクも豊富で、口コミでは「体中の細胞がキレイになりそう」「体が欲する料理」「オーガニックなのに旨い」との賞賛の声が並ぶ、体に嬉しいメニュー満載のお店です。
昼夜通して営業(夜は金土日曜のみ営業)していますが、私は夜は訪問したことがなくて・・・。ランチのオススメは、「オリジナルドーナツ」と「9種のおかずのさくら食堂プレート」です。
アレルギーにも対応。『おいしくて軽いけどボリューミー』なドーナツ
卵と乳製品などのアレルギーを起こしやすい材料を使わない、さくら食堂オリジナルドーナツ。豆乳や自家発酵させた米麹(甘酒)を練り込んでいて、その分砂糖を減らした優しい甘みと、もちっとした食感が特徴です。
この日は、きび砂糖、オーガニックシナモンシュガー、プレーン、きなこが出ていましたが、季節のドーナツが出ることも。日によって変わるので、facebookでチェックして買いに来るご近所さんもいるそうです。
この日は、オーガニックシナモンシュガーに自家製ジンジャーエールをいただきました。軽い食感!そして優しい甘さ。他では食べられません。それでいて食べた感はある。小さいお子さんやベジタリアン、ビーガンの方でも食べられます。各150円。テイクアウトもできます。
近所には小学校があり、下校時に店の前を通る子どもたちがおやつに買っていくこともあるんだとか。
自家製のジンジャーエールがまた、おいしい。ショウガの香りと爽やかさは残しつつ、辛みが少なく、甘すぎない。「こんなジンジャーエールがあったらいいな」を実現しています。
ドリンクメニューも豊富で、「季節限定ソーダ」なども人気。夜は「自家製サングリア」や「自家製ジンジャーモヒート」なども楽します。
また、ドーナツの他にも、季節のジェラートやマフィン、クッキーなど、多彩なスイーツが日替わりで出ます。秋から冬にかけては、ベリー系やチョコレート系などのラインナップも増やすそうなので、ぜひチェックしてみてください。
シェフが作る体に優しくおいしい料理。オススメは「9種のおかずのさくら食堂プレート」
目利きであるシェフのチェックをクリアした新鮮な有機野菜は、素材を活かしたシンプルな調理法で提供されます。お得に堪能したい方にぴったりなのが、「9種のおかず」が入ったプレート、スープとご飯付き。スープとご飯付。ご飯は玄米と白米を選べますが、オススメは玄米。北海道産の「おぼろ月米」という、都内ではなかなか手に入らない種類で、玄米のイメージが変わる柔らかな食感。
全国の農家や、地産の茅ヶ崎、藤沢からも仕入れる有機野菜は、ふだんのスーパーで目にすることのない珍しいものもあります。今回のメニューは、(写真上段左から)「人参しりしり」「グリーンサラダ(オクラの花添え)」「さつま芋とリンゴの重ね煮」(中段左から)「甘唐辛子とじゃこの炊いたん」「金時草の天ぷら」「カボチャ煮付け」(下段左から)「空芯菜とキノコの炒め」「チキンの唐揚げ」「コリンキーサラダ」の9種。
オクラの花、金時草、コリンキーはどれも初体験。オクラの花はクセがなく、噛むとオクラ特有の粘りを感じる不思議な食感。金時草は熊本では「水前寺菜(すいぜんじな)」、沖縄では「はんだま」、愛知では「式部草」とも呼ばれる伝統野菜で、血圧を安定にする効果があるなど、生活習慣病の予防にも効果が期待できる健康野菜なんだとか。
コリンキーって何?とシェフに聞くと、「生でも食べられるカボチャ」とのこと。食べてみると、食感がコリコリして、カボチャというより、瓜やキュウリにも似た食感。あ!だからコリンキー?後で調べたところ、完熟する前に収穫する黄色いカボチャだそうで、皮も柔らかく簡単に切れるのだそうです。
こうした新しい野菜との出会いや発見があるのも、魅力の一つ。
ランチプレート以外にもランチメニューは2つあり、訪問した日は「三元豚の花山椒炒め定食」「カキフライ定食」というラインナップ。どれも捨てがたい!お子さんも喜ぶ「キッズプレート」や「塩おにぎり」もありますよ。
夜は「夜の定食」が日替りで楽しめるほか、一品料理も充実。季節野菜のサラダや季節によって変わるポテトを使ったポテトフライなど、楽しくておいしくて体にも優しいメニューで、日本酒・ワイン・泡盛まで楽しめる、なんとも贅沢なひとときを過ごせるお店です。
近所の店主にもファンが多い店。ジモト密着がコンセプト。
さくら食堂さんでは不定期で雑貨の販売やイベントも実施。2階は座敷になっており、訪問時はちょうど『暮らしの道具たち。POP UP STORE』と題した雑貨販売のイベントを開催していました。(イベントは終了しました)
お話を聞いている途中、近所でお店をやられているという女性が雑貨を購入に訪れました。話をうかがうと、このあたりではお店同士の結びつきが強く、イベントもよく声をかけあって開催するのだそう。たしかにこの茅ヶ崎、辻堂エリアでは土日に近所をふらりと散歩するだけで、いつもどこかでイベントをやっているイメージがあります。
「よくお店にも来てくれた近所のお子さんが、海で小さな魚を釣ったからさばいてくれ、と言って持ってきたことがあるんですよね。10cmくらいの小さな魚だったんですが、さばくところも見て、最後まで食べて、」とオーナーの池田さん。
「お客さんのほとんどがリピーターで近くに住む方。近所のお客さんが野菜を持ってきてくれたら、子ども用にお弁当のおかずを作って返してあげたりしますよ。」とオーナー兼シェフ高野さん。
ジモトに愛され、ジモトの人たちとの距離が近いお店、さくら食堂。いつも店に来てくれるジモトの誰かの顔を思い浮かべて、想っているから、健康的なメニューになるのかもしれないな、と思ったりしました。
お近くに寄られた際は、ぜひ行ってみてください。きっと体が軽くなりますよ。
- さくら食堂
- 〒253-0022 神奈川県茅ヶ崎市松浪1-8-14
- TEL&FAX:0467-38-4549
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営業時間:
月曜日~木曜 11:30-15:00(14:00LO)
金曜日~日曜 11:30—15:00(14:00LO) / 18:00-22:00(21:00LO) - 定休日:火曜日+不定休(定休日等の情報はFacebookなどで確認してください。)
- 公式HP:http://sakurashokudo.info/
- FB:https://www.facebook.com/さくら食堂-137123349794101/