7月24日はテレワーク・デイ。まずはテレワークについて基本情報を学ぼう
7月24日、「テレワーク先駆者百選企業」のベルシステム24社員433名が、テレワークを実施。
2017年7月24日(月)は、「テレワーク・デイ」だったのをご存知でしょうか?
日本銀行調査統計局の発表によると、東京オリンピック開催期間中は、首都圏を中心に、最大92万人の観光客が訪れると予想されています。その際、多くの企業がテレワークを実施した場合の交通機関の混雑緩和を期待して、開会式当日である7月24日を、総務省が「テレワーク・デイ」と制定。全国で積極的なテレワークのトライアル実施を促したのが、この日(2017年7月24日)です。各交通機関や駅構内などに、『働く、を変える日』というスローガンとロゴが印刷されたテレワーク・デイの告知ポスターが貼られる等、ご存知の方も多いかもしれません。
実は当社は、昨年11月に、「テレワーク先駆者百選」企業に選定されている、いわばテレワークのパイオニアです。「テレワーク先駆者百選」とは、テレワークの導入・活用を進めている企業や団体を総務省が認定するもので、当社は従業員3万人を対象に以前から進めているさまざまな取り組みを評価され、選定されました。
ベルシステム24、総務省がテレワーク導入・活用を進めている企業等を認定する『テレワーク先駆者』において、『テレワーク先駆者百選』に認定
当社は、今回のテレワーク・デイにも特別協力団体として参画。役員からコミュニケーターまで、様々なポジションや環境の社員433名がテレワークに挑戦しました。ジモタツでは、テレワーク実施者への密着取材を敢行。「テレワークへの挑戦」と題して、次回より3回にわたってお送りします!
- 第1回 「子育てママ社員のテレワーク・デイ 一日密着」
- 第2回 「オンライン環境が無くてもできるテレワーク」
- 第3回 「経営会議をテレワークで」
今回はイントロダクションとして、そもそもテレワークってなに?どういった点に注意すればいいのか?など、解説したいと思います。
まずはテレワークとテレワーク・デイについて知ろう
Q. テレワークって何?
『テレワーク』とは、「ICT(情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」のこと。
従事する業務の内容や置かれた環境によって、大きく3つに分類することができます。
- 外勤型
- 営業職の方など、主にオフィス以外の場所で仕事をする方のテレワーク。自宅や立ち寄りがたのオフィス、喫茶店、車の中など、自由な場所で行います。一般的なモバイルワークと言われるスタイルです。
- 内勤型
- オフィスなどの決められた場所で仕事する方のテレワーク(在宅勤務)をいいます。
- 通勤困難型
- 育児や介護、また障害を持った方など、通勤が困難な方が在宅勤務を中心として仕事をする方のテレワーク(在宅勤務)
- (引用:総務省経済産業省厚生労働省国土交通省/テレワークジャパンHP)
Q. テレワーク百選企業って何?
積極的にテレワークを推進するとともに、導入を検討する各企業の相談窓口として活動内容や実施結果を広く開示するテレワークのパイオニアとして、総務省が認定した企業を言います。
当社は、約3万人の従業員のうち、主に首都圏での部門に関わらない積極的なテレワーク事例を評価され認定されました。また、先駆者企業などから62団体が参加する「テレワーク推進企業ネットワーク」にも参画。今後も様々なスタイルに合わせたテレワークの運用についてチャレンジしながら、課題と向き合い、積極的に導入を進めていきます。
Q. テレワーク・デイって何?
以下、テレワーク・デイ公式webサイトより引用
「2012年に開催されたロンドンオリンピック・パラリンピック競技大会では、交通混雑によりロンドン市内での通勤に支障が生じるとの予測から、市交通局がテレワーク等の活用を呼び掛け、これにロンドン商工会議所をはじめとする企業や市民が賛同する形で、たくさんの企業がテレワークを導入しました。結果として会期中の交通混雑を回避できたことに加え、テレワークを導入した企業では、事業継続体制の確立、生産性や従業員満足の向上、ワークライフバランスの改善等の成果が得られたと報告されています。2020年の東京競技大会でも、国内外から大勢の観光客が集まり、大会会場周辺で大変な交通混雑となることが予想されるため、ロンドン大会の成功にならい、2017年から2020年までの毎年、開会式に相当する7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけて、テレワーク一斉実施の予行演習を呼び掛けて参ります。オリンピック・パラリンピックを契機として、全国的にテレワークの普及が進み、働き方改革のレガシーとなることを目指します。」
Q. 当社がテレワークデイに参加した理由は?
当社が「テレワーク先駆者百選」企業であることに加え、働き方改革の一環として、テレワーク・デイを一つのきっかけとして、その課題やメリットをの再確認を目的として参加しました。また、当社本社は東京オリンピックの選手村となる晴海地区に位置し、オリンピック期間中は本社への出勤が困難になることが考えられるため、予行練習として積極的に参加しました。
テレワーク実施導入を検討する企業がまずチェックすべき、基本情報
総務省・経産省・厚生労働省・関係団体では、ガイドラインや各情報を公開しています。
~会社でテレワークを推奨する前に~ まず確認しておきたいチェック事項
テレワーク実施には、システムやセキュリティー面の整備、確認は欠かせません。
事前にチェックすべき項目としては、以下があげられます。
システム・セキュリティの確認
- □ 外部から社内ネットワークに同時接続できる回線数を確保しているか。
- □ テレワーク用端末のウィルス対策(最新の対策ソフト等)は済んでいるか。
- □ テレワーク用端末にトラブルがあった場合の相談先は用意されているか。
- □ セキュリティ事故が発生した場合の対応手順は整っているか。
- □ テレワーク実施者に対するセキュリティ教育は済んでいるか。
いかがでしたか?簡単ですが、テレワークについて少し理解いただけたら嬉しいです。
総務省のガイドラインでは、成功の鍵は『「ルール」「人」「技術」のバランスがとれた対策の実施』だと紹介されています。当社はそれぞれについてどんな挑戦をし、どのような課題を得たのか・・・
次回以降、テレワークに参加した社員、運営した社員の声を届けていきます。
乞うご期待。