なかのひと ランキング 全国
なかのひとからご挨拶

新生活にぴったり! アメリカ人の僕がススメる、買って良かった100円グッズ3選

ジェイは、興奮すると関西弁が出てしまう変なアメリカ人。「日本の100円ショップはすごい」その理由とオススメ商品とは?

ジェイ

「何か探してはる?」とさり気なく、ほろ酔い?おじいさんに声をかけられたのは、関西国際空港を通ったばかりの時。「~てはる」というのは大阪弁の敬語だと予め勉強してよかったなぁ、と思いながら、「はい!」と答えた。初めて日本に来たその日、関空から枚方市の寮に向かう送迎バスの最終便は終わっていた。

「枚方行きたいんですけど」と答えたところ、「環状線の京橋駅まで行って、京阪線に乗り換えるんやな。案内しとこか?」とおじいさんが言ってくれた。

無事に空港から寮に着いて、1週間の入学研修後にホストファミリーの家に住むことになった。とても印象に残ったのは、ホストファミリーがめっちゃくちゃ美味い料理を出してくれることや、百均に初めて行ったときのことだった。

ホストファミリーはよく刺身や焼き肉などの料理を出してくれて、豪華すぎるくらいだった。ただ、シャンプーや文房具などの消耗品はもちろん自分で買うことになっていた。

どこで何を買えばいいか、わからないことが多かったが、大学のキャンパスのコンビニや本屋さんの値段は高く、混んでいたのであまり利用しなかった。ある日、文房具が足りないことに気づいたので、枚方市駅で探すことにした。丁度、百均チェーン店のSeriaを見つけたので、入ってみた。

アメリカと同じように、百均(アメリカでは1ドルショップ)には文房具は想像どおりあった。ただ、想像と違ったのは、日本の百均のにぎわっている雰囲気だ。アメリカでは、百均は基本的に憂鬱な雰囲気がある。アメリカでは、百均を利用するのは、パーティーのために2時間しか使わない安いデコレーションや、大人数のホームパーティーのときにしか使わない使い捨てプラスチック製フォーク。ほとんどそういうものしか売っていないショップばかり。また、「USA Pen」という、愛国心満載の商品でさえ、「国産」ではない。(商品名でアメリカ製を訴えるマーケティング戦略なんだなと思った。)

当時の僕は学生だったので、当然文房具と洗面具ぐらいしか必要としていなかった。ただ、6年後の今、社会人になって、百均へのニーズがかなり増えた。調理器具やら洗濯ばさみやら、籠やら。

その中で、3つの優れた品を僕の視点で選定したので、ご紹介したいと思う。

第3位

まず、第3位。

日本の百均特有のマグカップや茶碗である。国産でクオリティーの高い陶器で出来ており、決してアメリカの百均では見つからない。引っ越しや職場の席が移る度、新しい環境に合うものが欲しくなって、だいたい決まって百均で新しいマグカップを購入している。職場の席が移動した時、容量たっぷりの大きなマグカップを百均で買った。秋に引っ越したときも、やっぱり新しい部屋の観葉植物に合う丸いマグカップを買った。

第2位

2位はピーラー。だいたい人参とジャガイモにしか使っていないが、最近百均で大きなピーラーを見つけて、大変助かった。以前は小さくて、まったく切れ味の良くないものを使っていたが、新しいピーラーは比較にならないほど作業が楽なのだ。

第1位

最後は大根おろし器。最近、ホストファミリーがよく出してくれた大根おろしとサンマが懐かしくなって、大根をおろそうとしたら、結構な時間がかかってしまって、サンマを美味しく食べるどころではなくなってしまった。改めて、百均でおろし器を買ってみたら、大根おろしが楽につくれ、その便利さに気づかされた。

さて、これ以上書き続けるとコーヒーがなくなるので。

日本の皆さんはたぶん既に百均の利便性を熟知していると思う。ただ、長年、日本で生活していても、百均を探れば、きっといいものが見つかると思う。

見つからなければ、古いマグカップで。

こちらもおすすめ