自粛中でもお風呂に行きたい!おうちでスーパー銭湯気分を味わえるか試してみた
スミおじさんオリジナル!おうちでできるお風呂の楽しみ方をご紹介
こんにちは、なかのおじさん、スミです。
コロナ禍で全国的な緊急事態宣言が宣言されて、はや×ヶ月。
この機会を前向きな変化と捉えてステイホームをしているものの、欲を募らせるものがいくつかあります。にんげんだもの。その1つが・・・
温泉、入りたーい!大きいお風呂、浸かりたーい!
そう、スミおじさんは、オフロダイスキーなのです。
お風呂が大好きな私は、心や体が疲れたとき、発想に行き詰まったときに、暖かなお湯に包まれてゆったりと過ごすのが、昔からのワークライフバランスの取り方です。まぁ、たまに眠ってしまって溺れるんですが。
そして、家族ができた今では、休日にみんなで楽しめる温泉やお風呂を探して、のんびりと過ごしていました。
しかし、新型コロナウイルスが発生。
首都圏は緊急事態宣言が施行されるより早くに外出自粛が促され、温泉やスーパー銭湯も次々と時短営業や臨時休業に入りました。休業要請対象外の銭湯についても、本当に日常生活で利用されている方が行くところであり、自宅に風呂がある私は遠慮すべき。そのように過ごしています。
しかし、我慢すれば当然募る、お風呂への想い…どう解決しようか。
そこで、思いつきました!行けないなら作ればいいじゃないか。
我が家をスーパー銭湯にしちゃおー!
ビニールプールを使用して2種類のお風呂を用意
まず、我が家をスーパー銭湯にするにあたり、1つだけルールを決めました。
経費ゼロ!
家にあるものだけで済ませること。
ステイホームは、食費や光熱費などの消費がそれなりに増えます。この先、いつまで続くか不安を感じている妻に、この企画を通すために自ら課した条件です。
さて、スーパー銭湯といえば、いくつもの種類のお風呂。
2種類はなんとか作りたいところ。
そのためには、浴槽の他にもう一つなにか器が必要です。
最初に用意したものは、洗濯物入れとして使っている、子どもがすっぽり入る、ポリエチレン製のやわらかい万能バケツ。
私と同じ身長の妻もぎりぎり入れると言うので、試してみました。
は、入らない…
タプタプになったお腹がじゃまして、体育座りもままならず、断念しました。
少ない湯量で入ることができそうで、コスパはよさそうだったのに。
気持ちを切り替えます。
次は子どものビニールプール。
は、入らない…
ビニールプールが大きすぎました。
浴室からもはみ出て、ドアも閉められません。
なんとか入ったものの…どこで体を洗ったらよいのでしょうか?
他の方法が思いつかない。考えることをやめました。
そのまま、2種類の入浴剤を使ったお風呂作りに進みます。
浴槽は、温泉にします。
今回は乳頭温泉郷に脳内トリップ。乳頭温泉郷でもっとも歴史の古い、憧れの秘湯宿「鶴の湯温泉」に行くことにし、露天風呂の泉温を調べて、およそ同じ39℃に設定しました。
ビニールプールは、炭酸泉にします。炭酸泉は体感温度が数度高くなるため、ぬる湯に設定している温浴施設が多く、湯温は37℃にします。
さらに、脳内トリップを加速させるために、乳頭温泉の動画を用意しました。
ダンボールのゴーグルまで自作し、Youtubeの映像を流します。
さぁ、乳頭温泉へGo!
Youtubeで乳頭温泉の動画を流し・・・
ダンボールのゴーグルを作って放映
・・・思ってたんとちゃう・・・
なにかが足りない・・・ハッとしました。
五感のうち、嗅覚が違和感を訴えています。
本来の硫黄の匂いがありません。漂っているのは、入浴剤にありがちの、ゆずの香り。
なにか代用できるものはないか…
まじめに考えても、
消化器官が分解して発生させる硫化物(ガス)を出す…
つまり、、、おならしか思いつきません。
さらに、リアルさを追求するあまり、どちらも湯温を低くしたため、寒いです。
追い炊きボタンをポチりました。
ビニール傘1本で自宅のお風呂がサウナに?!
このままでは終われない。
欲が出てきて、サウナも作りたくなりました。
まずは、ビニールプールに加水して、35℃に湯温を下げて、クールダウン風呂にします。
本当は完全な水風呂にしたかったのですが、すでに入っているお湯も、新たに加える水もMOTTAINAI。
次に浴槽の半分に蓋をし、突然の雨でしかたなく買ってしまったビニール傘で、蒸気がこもるようなドームを作ってみました。
これで、温冷交代浴の環境がととのったぁ〜!
湯温も41℃にあげて、蒸気を発生させます。
あ、すぐ汗が出てきた様子。
途中、様子を見にきた子どもに、「お父さんずるい!」と言われ、入ろうとしてきたのを「今は記事のために撮影してるから!」と必死に制止し、別の汗もかきました。
しばらくしてクールダウン風呂に入り、蓋の上に座って少し休憩。またサウナへ。
これを2回繰り返しました。
・・・思ってたんとちゃう・・・
なにかがおかしい・・・ハッとしました。
汗だと思っていたのは、蒸気が体についただけでした。
サウナの温度と水風呂の水温の差が90℃という、とんがったサウナに慣れすぎて、5℃程度の差ではととのえませんでした。
むしろ、、、風邪をひきました。
自宅レストランで心地いい1杯を
とりあえず、やれることはやった!
そんな満足感で、空虚な結果にそっと蓋をして、お風呂を出ました。
スーパー銭湯といえば、お風呂だけでなく、レストランも楽しみです。
湯上りにビールを飲むのが楽しみ、という方もいますよね。
そんなわけで、レストラン(ダイニングルーム)に行き、
妻に「ビールください♪」と伝えました。
冷ややかな目で妻から出されたビールを悠々自適に飲み、
「おつまみも」と言いかけたところで、
子どもからの密告を受けた妻の頭にツノが・・・
経費ゼロといいながら、ガスと水の無駄遣いがあっさりバレました。
明日は、地獄谷で有名な登別温泉に家族も連れて行ってあげようと思いました。(もちろん自宅で)
今後も「新しい生活様式」に沿った過ごし方が続くと思います。習慣の変化には、とまどいやストレスがついてきますが、そんな時こそ、前向きに捉えて、負の状況とうまく付き合っていけたら、と思います。
いずれまた、気兼ねなく温泉やスーパー銭湯を楽しめる日が来ると信じて。
※ この話はフィクションです。家族も楽しんで協力してくれました。けっして鬼嫁ではございません(震え)