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勝手に街紹介 6 仙台編

これを読めば仙台がわかる?その街のユニークな点を勝手に紹介しちゃうシリーズ。仙台編

自然と都市が一体となった、伊達藩の城下町。四季折々の景観やイベント、グルメを楽しむ「杜の都」仙台。観光客とはまた違った、仙台人のあるあるをお伝えします。

仙台の達人
写真提供:宮城県観光課

こんぬづはこんにちは。今回ご紹介するのは、「独眼竜」伊達政宗が開いた東北最大の街。牛タンは言わずもがな、食も見どころも癒しも五感が満足。仙台の達人がそんな「杜の都」の魅力をお伝えします!仙台のことは、おれさまがしぇろ私にまかせて

名湯と名物グルメを堪能しよう、仙台の奥座敷「秋保温泉」「作並温泉」

「仙台の奥座敷」と呼ばれる仙台市内の歴史ある名湯、秋保温泉と作並温泉。仙台中心部から気軽に行きやすい、日帰り入浴もおすすめのこの2湯を紹介します。

伝承千年「秋保温泉」

開湯は古墳時代とする説もある温泉
名取川沿いの秋保温泉

覚束な雲の上まで見てしかな鳥のみゆけば跡はかもなし

欽明天皇

※ な鳥のみゆ=名取の御湯

仙台駅から車で30分ほど、名取川の上流に奥州三名湯のひとつ「秋保(あきう)温泉」があります。この温泉によって皮膚病が治った欽明天皇(531~539年)が詠んだ歌から「名取の御湯(みゆ)」と呼ばれ、以後皇室の御料温泉として知られるようになりました。

奇岩が並ぶ峡谷「磊々峡(らいらいきょう)
紅葉の磊々峡
写真提供:宮城県観光課

秋保温泉は、両岸の秋保石を侵食しながら流れる名取川によって形成された河岸段丘の上にあります。削り取るように流れる水によって、流れの速さや深さの変化に富んだ峡谷は見飽きません。

秋保温泉に行く理由は、温泉とは限りません。仙台中心部からわざわざ買いに来るというお客さんが後を絶たないスーパーマーケットがあります。その目的は、なんと「おはぎ」。このスーパーマーケットは、年商の約半分を「おはぎ」と「惣菜」で売り上げていて、全国区のテレビでも取り上げられたほど。2016年からは仙台駅1FのDila仙台にある「食材王国みやぎ」でも週3日だけ取り扱っていますが、1時間もたたないうちに売り切れ御免となるので、手に入れた方はとても幸運ですよ。

  • 主婦の店 さいち
    宮城県仙台市太白区秋保町湯元字薬師27
    営業時間: 9:00~21:00 / 定休日*: 第2・第4水曜(祝日の場合は営業)

    ※ 8月と12月は定休日の変更あり

マイナスイオンと優しい泉質で身も心もゆだねる「作並温泉」

広瀬川沿いにある作並温泉
名取川沿いの秋保温泉

仙台駅から電車で40分の作並駅からバスで5分、広瀬川の上流に1200年以上の歴史を持つ「作並温泉」があります。奈良の大仏の建立に協力した行基が東北巡行中に発見したそうで、肌のセラミドを整えるサポーターの役目をするメタケイ酸が多く含まれるため、「美肌の湯」と呼ばれています。近くには、縁結びや子宝、安産祈願で知られる西方寺(定義さん)もあり、カップルや女性には魅力的な組み合わせです。

ニッカウヰスキー仙台工場 宮城峡蒸溜所
煉瓦造りの工場
写真提供:宮城県観光課

作並温泉に行ったら、寄るべきところがここ。朝ドラで脚光を浴びたニッカウヰスキーが、余市に続いて建てた仙台工場があります。良いウイスキーを作るのに必要な水などの自然環境がここにあるという証ですね。

  • 宮城峡蒸留所見学
    http://www.nikka.com/guide/miyagikyo/about.html
    営業時間: 9:00 – 11:30 / 12:30 – 15:30
    定休日: サイトでご確認ください
    〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地
    TEL: 022-395-2865(8:45 - 16:30 休業日を除く毎日)
    見学所要時間 約60分 (見学、酒類の試飲等)
定義(じょうげ)さんと言われる、西方寺
紅葉の五重塔

地理的には作並温泉の近くでありながら、秋保温泉からもほぼ同じ所要時間で行ける、定義如来と呼ばれる阿弥陀如来を安置する西方寺は、県内でも年間訪問者数上位の主要観光スポットです。門前町には、お寺を訪れる人はもちろん、このお店だけを目的で来る人も多い定義とうふ店があり、名物「三角定義あぶらあげ」には長い行列ができます。

季節ごとに楽しめる、仙台市民熱狂のお祭り

仙台には四季ごとにさまざまなお祭りがあります。

春の祭り

青葉まつりで披露される「すずめ踊り」
カラフルな衣装を着て、両手に派手な扇子を持って踊る

仙台・青葉まつり

街に新緑が広がる時期、仙台・青葉まつりが行なわれます。初日の「宵まつり」では、150近い祭連、4,500名を越える参加者による「すずめ踊り」が披露されます。圧巻ですね!すずめ踊りとは、小気味よいテンボ、躍動感あふれる身振り、伊達家の家紋が「竹に雀」であったこと、はね踊る姿が餌をついばむ雀の姿に似ていたことから名付けられたそうです。

たくさんの山鉾
写真提供:宮城県観光課

そして、2日目の「本まつり」では、甲冑姿の武者行列、お神輿、稚児行列、豪華絢爛な山鉾、すずめ踊りと続き、時代絵巻の大パノラマが定禅寺通りで繰り広げられます。

夏の祭り

東北絆まつり

けっぱれがんばれ、東北!東日本大震災の犠牲となった人たちを弔い、東北の復興を誓うため、2011年に仙台から始まった旧・東北六魂祭。東北を代表する6つの祭りがひとつになる瞬間を見ることができる、6年に1度のお祭り。

商店街を彩る七夕飾り
写真提供:仙台市観光課

仙台七夕まつり

伊達正宗の時代から続く、全国的に知られる伝統行事。七夕まつりは本来、旧暦の7月7日に行われますが、ここでは、季節感に合わせるため、新暦に1ヶ月を足した歴である中暦を用いて、8月に行われます。街中が色鮮やかな七夕飾りで埋め尽くされます。

秋の祭り

ジャズが流れる定禅寺通り。まぼいっちゃかっこいいわ
ストリートで演奏中のバンド
写真提供:宮城県観光課

定禅寺ストリートジャズフェスティバル

ケヤキ並木の定禅寺通りをはじめとした仙台の街が、この日だけのステージに変わり、街中に音楽が溢れます。ジャンルはジャズやロック、ワールドミュージック、ゴスペルなど様々。なんと、参加バンドは750超、参加者数は5,000人超。さすが楽都仙台と呼ばれるわけですね。

仙台クラシックフェスティバル

「せんくら」という愛称で親しまれ、毎年秋に開催されるクラシック音楽のお祭りです。楽都仙台というキャッチフレーズを掲げるだけあって、音楽を愛するわが街なのです。

その他、みちのくYOSAKOIまつりがあります。

冬の祭り

きらびやかなイルミネーションの定禅寺通り
雪降る中のイルミネーション
写真提供:宮城県観光課

SENDAI光のページェント

定禅寺通りの160本のケヤキに60万球のLED電球が、夜の仙台をロマンチックな街へと演出します。ピンクの電球を見つけたカップルは幸せになれるという都市伝説もありますよ。探してみてはいかがでしょうか。

大崎八幡宮の松焚祭
火の周りを歩く人たち
写真提供:宮城県観光課

どんと祭

大崎八幡宮で行われる松焚祭(まつたきまつり)は、どんと祭(さい)とも呼ばれています。300年の歴史を持ち、正月飾りや古神札などを焼納する正月送りの行事で、仙台市の無形民俗文化財になっています。火の勢いから「ドンド焼き」と呼ばれる御神火を目指して参拝する裸参りも行われます。

その他、仙台初売りがあります。

いかがでしたか?仙台にはまだまだ五感を刺激する絶景や食、イベントとの出会いがあります。伊達な街、仙台さございん仙台においでんでまずではまた

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