セクシャリティなんて気にしない。仕事もパレードも一緒に歩いてくれる同僚に感謝した話

改めましてこんにちは。ベルシステム24 LGBT&ALLYコミュニティメンバー兼、ジモタツ神戸特派員、健茶です。

何年か前に「会社がこうなったらいいな、こんなことができたらいいな」と思っていたことが、少しずつ現実になっている毎日にわくわくしている僕です。何がわくわくさせてくれたかというと・・・。

わくわくポイント①　「日ごろの取り組みを評価され、PRIDE指標最高位ゴールドを取得！」

2019年10月、（株）ベルシステム24は、企業・団体等におけるLGBTなどの性的少数者（以下、LGBT）に関する取り組みの評価指標（work with Pride策定）、「PRIDE指標2019」の最高位 "ゴールド" を、コールセンター業界で初めて受賞しました！

当社での年間を通した様々な活動が評価され、昨年の "ブロンズ" 受賞に続き、アップグレードでの2年連続の受賞となりました。真のLGBTフレンドリー企業にまた一歩近づきました！

わくわくポイント② 「企業として、国内最大規模のLGBTイベントに参加！」

設立したLGBT&ALLYコミュニティでは、全国の様々な部門の違う仕事をしている社員が集まって、主に「LGBTの理解促進に繋がる社内の情報発信」を行っています。

去年は、有志で関西地区の社員に参加を募り、大阪で行われる国内最大規模の多様性の祭典、「レインボーフェスタ！」へボランティアスタッフとして初めて参加しましたが、今年はさらに範囲を広げ、コミュニティ活動の一環として『会社として』イベントに参加。

レインボーフェスタ！へ「ベルシステム24として公式に参加したい！」と相談をした所、快諾いただき実施に至りました。

そんなわけで、今日は、初めて会社として協賛して参加した、「レインボーフェスタ！2019」イベントをレポートします！

改めて、『レインボーフェスタ！2019』とは？

「レインボーフェスタ！」は大阪市扇町公園で開催される国内最大級の多様性の祭典で、パレード単体では2006年から14年継続して開催されている老舗イベント。「ステージ」「パレード」「ブース」の3つから構成されており、参加費無料、どなたでも参加できるイベントです。2018年の動員数は1万人超のビックイベントです。

2019年は10/12、13日の2DAYS開催。（くしくもベルシステム24　「PRIDE指標2019ゴールド受賞」発表の翌日！）

10月12、13日は各地に甚大な被害をもたらした台風19号が日本列島を直撃。
結果、12日早朝に初日の中止が公式に発表となりました。

パレードは2日目の13日開催でしたが台風の影響で交通機関が乱れ、関東エリアから参加予定だった同僚の多くは参加断念となりました・・・。

台風被害に遭われた地域の方には改めてお見舞い申し上げます。

13日当日は予報通り晴天となり、関西地区は交通機関の乱れもなく、無事開催。
関西エリア社員のお子さんも来てくれて、総勢20名以上が参加してくれました！

レインボーフェスタ！には、毎年様々な企業が協賛しています。
会場で配られるイベントガイドブックや撮影ブースのバックパネルなどへの広告掲出、展示ブースの出店や物販、試供品提供などがメインとなっています。

初協賛は当社オリジナルトラックを用意してパレード参加！

「コールセンター運営を実施するベルシステム24はどんな関わり方ができるだろう？」

はじめての協賛。販売できる「商品」はない。広告掲載はできるけれど、もっと社員参加型の関わり方はないか？
と考えていたところ、今年は新たに「パレードトラックへの社名掲示」も可能と聞き、当社ロゴ入り、オリジナルレインボー横断幕を作成。

当日は参加した社員みんなでトラックをデコレーションしてオリジナルトラックが完成！

このトラックの後について、パレードに参加することにしました。

8時集合！トラック飾りつけ　子どもたちも大活躍

当日は朝8時に集合し、トラックの飾りつけを開始。
子どもたちは風船を膨らます係。大人たちは風船や横断幕をトラックに飾りつけていきます。

13時　さあ、本番。パレードに出発！

トラックが完成したら、いよいよパレード開始。飾りつけたオリジナルトラックの後をゆっくり歩いていきます。
企業としてLGBT ALLYを表明しながらのパレード。社名ロゴ入り横断幕や、のぼりのほか、頭にはコールセンターの必需品のアレ・・・、「ヘッドセット」を装備して参加です。

トラック荷台には関西を中心にラジオパーソナリティ他、メディアにも多数出演されているドラァグ・クィーンのベビーヴァギーさん（左）、ビッチョリーナさん（右）のお2人に搭乗していただけました。マイクパフォーマンスで湧かせてくれます。
ちなみに、ビッチョリーナさんの頭上には100均のお花、約7,000円分が乗っているとのこと。

こうして大阪市中心部、約3キロを1時間ほどかけて歩いてゴール。
廃棄予定のヘッドセットを着用しての参加でしたが、黒いヘッドセットは分かりづらかった・・・。来年の課題！

子どもたちからの「楽しかった！」の声が嬉しい

参加してくれたちびっ子たちは「明日はお祭りやで！」っと聞いたくらいで、イベントの趣旨はもちろんわからないと思いますが、みんな「たのしかった！」って言ってくれました。
これは嬉しいですよね。

たくさんのカラフルグッズがあるにぎやかなお祭り会場。
トラックいっぱいに風船膨らませて、飾りつけ。
みんなと車道を歩くと、笑顔で手を振ってくれる道行く人たち。
そんな楽しい想い出が子どもたちの中に残ってくれたらいいなぁ、と思います。

でも3キロはちびっ子には長い・・・。歩き疲れて帰りの電車はぐっすり眠ってしまい、お父さんたちは大変だったみたいです。
みんな、お疲れ様。本当にありがとう！

感動のフィナーレ　「バルーンリリース」

イベントのフィナーレは毎年恒例の「バルーンリリース」です。
6色の風船を会場にいる全員で一斉に空に放ち、空を見上げます。風船は環境に配慮した生分解性のものを使用。

青空に色とりどりの風船が散っていく景色はとてもキレイで、その場に何百人といる人たちと同じ時間、同じ景色を共有している不思議な一体感もあり、急に涙が出てきたりします。風船を見上げながら、皆さん何を思ったのでしょうか？

パレードで車道をゆっくりと歩いていると、道行く人たちの多くが笑顔で手を振ってくれます。
掛け声は「Happy Pride！」

「プライド」と言うと、「自尊心」という意味が最初に浮かぶかもしれません。
もちろんその意味もありますが、LGBTの言う「Pride」は「誇り」です。

自らを恥じない、堂々と自信を持っている、といった肯定的な意味で使われます。

今年のパレード参加も多くの同僚が協力してくれて、一緒に歩いてくれました。
日々の仕事も、パレードも一緒に歩いてくれる仲間が身近にいてくれていること。

こんなに恵まれた環境にいる自分を再確認し、そんなみんなを誇らしく思いました。
明日からの毎日も、来年も、もっと多くの人たちと共に歩んでいきたいです。