農業に『没入』したら気分もスッキリして、初対面の社員が仲良くなれちゃった話
仕事を忘れて自然と触れ合ったら、なぜか心も元気に
みなさんこんにちは。ナツママです。
2019年5月より、当社は千葉県船橋市にある、(株)エスプールプラスのハウス型農園において、障がい者社員が運営する農園「わーくはぴねす農園」を運営しています。
ベルシステム24、CSRへの取組みとして、千葉県船橋市にて、障がい者による農園運用を開始
https://www.bell24.co.jp/ja/news/holdings/20190509/index.html
2周年を迎えた農園では、ベルシステム24グループの特定子会社(株)ベル・ソレイユに所属する6名の社員が、完全無農薬の野菜を作っています。
収穫した野菜は全国の各拠点の社員へ無料配布。新鮮な野菜は味が濃く、「スーパーで買うのとは味が違う」と評判です。
野菜を食べた社員からは写真とともに感謝メッセージが送られ、農園スタッフとの交流を深めています。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、昨年からは作業人数を制限しながら運営しているため、収穫量が減少していますが、安全第一を掲げ、例年よりペースを落として作業を進めています。
今回そんな農園に、普段は首都圏に勤務する社員が、交流を兼ねて応援に行ったところ、なぜか心も元気になった気がするといった不思議な体験をしたとのことで、レポートします。
(東京の緊急事態宣言が明けた6/29に実施しております)
題して、農業に没入で心もスッキリ、社員交流できちゃったよレポートです。
常時5種類の野菜を栽培
わーくはぴねす農園は、完全なハウス栽培。スタッフが意見を出し合って品目を決め、常時5種類ほど栽培しています。
何もない状態から、レーンの設置、すべてスタッフの手によりゼロから作り上げ、完全無農薬で丁寧に栽培しています。
今回はそんな農園スタッフとの交流と、農業体験を兼ねて、首都圏の社員6名が農作業の手伝いに行きました。応援メンバーは普段、首都圏でバラバラに勤務しているデスクワークがメインの社員です。
果たして戦力になるのか?
没入ミッション1:パミスから根を取り除け
土の代わりに栽培は『パミス』と呼ばれる再利用可能な専用の軽石を使用します。再利用には、根を取り除き、乾かし、さらに細かい根などもふるいでの除去が必要で、次の野菜を植えるまでに10日程度かかります。
6月頃からハウスの中は気温が急上昇し、昼間は、危険な室温になります。
また新型コロナウイルス感染症防止の観点から作業人数を制限しているため、こまめな休憩を入れるなどして、例年よりもゆっくりと作業を進めています。
今回参加した応援部隊も感染防止のために人数を制限し、距離を取って手分けして作業することにしました。幸運なことにこの日の天候は曇りで涼しく、作業中断がなかったため、はかどりました!
まず最初のミッションは、大きな根を取り除いて、パミスが乾きやすいよう掘り起こして山にしていく作業。
先輩の農園スタッフに教わりながら根を取り、山にしていきます。
作業を始めて5分も経つと、あれ・・・みんな無言に。
気がつくと、パミスと根、そしてスコップにひたすら集中している。
作業前までは、「帰ったらあれやって、メール送って、上司にあれを報告して・・・」などと頭の片隅に張り付いていた仕事のあれこれが、いつのまにかすっと消えて、ただただ根を引き抜き、パミスを山にすることに没入。
パミスを掘り返して山にする。
また掘り返して山にする。山にする。山にする・・・・・・(エコー)
そのうちに『一本の根も残してなるものか』と欲が出てきて、全集中で根を引き抜き始めた応援メンバー。
絶妙な力加減で引っ張ると、ずぞぞぞーん・・すぽっ。
ときれいに抜ける瞬間がなんとも言えず気持ちいい。
うまくいくとニヤけるメンバー。そしてまた山にする。引き抜いて、山にする。山にする・・・(エコー)
没入ミッション2:野菜たちを収穫せよ
続いて、収穫のお手伝い。
収穫を迎えた野菜たちがどこに生っているのか、先輩スタッフに教わりながら、丁寧に収穫していきます。
野菜の収穫自体、初めて体験するメンバーもいる中、
オクラってこういう風に生えてるんですね!
オクラの花、初めて見ました!
あった!このトマトとかもう収穫できますか?
キュウリに花が生えてます!!
と、野菜を探しながら童心に返ったように収穫を楽しむ応援メンバーと微笑みながら指導してくれた農園スタッフ。
本当に大切に育てていることが伝わってくるので、宝物を扱うようにやさしく収穫していきます。
この時には完全に仕事から解放されて、純粋に収穫に没入。
初対面なのに仲良くなれた気がする。野菜が繋いだ社員の絆
こうして農業体験の時間はあっという間に過ぎ、この日の作業は終了。
短い時間でしたが、野菜を中心にして社員同士が気軽に声を掛け合えた気がします。
「これってもう収穫できるんですか?」「この野菜ってなんですか?」「この根はどうすればいいですか?」
自然と会話が発生していました。
そしてなぜか気分はスッキリ。仕事のことを忘れる瞬間も大切
1日の作業を終えて残ったのは、適度な疲労感と達成感。
そしてなぜか頭がスッキリしている。
普段の仕事から解放されて、土や野菜に向き合い、農作業に没入できた貴重な時間でした。
日々生活する上で、完全に仕事のことを忘れる時間がなかったなあ、と反省。
1つのことに集中するのは、脳にとってもいい効果があると言われています。マインドフルネスの基本にもなっていますね。
こういった体験を通じて、自分のメンタル状態を認識したり、ライフスタイルを見直したりするきっかけにもなるな、と今回お手伝いできたことを改めて感謝しました。
皆様本当にありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
今回収穫した野菜を使ったレシピも公開中です!
イケメン料理貴公子しゅうせいの誰でも簡単!褒められ料理!vol.3
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https://www.jimotatsu.com/Naka-no-hito/j3/syusei-healthydinneronlybymicrowave.html
今回紹介した農園以外にも、当社は2018年から、「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」という企業理念を実現するための取り組みとして、障がいを持った方が運営する様々な施設の開設を進めています。
2018年11月 | 愛知県豊橋市にチョコレート工場をオープン with 久遠チョコレート |
2018年11月 | 蘭栽培農園に参画 with NPO法人AlonAlon |
2019年2月 | 本社に障がい者運営によるプレミアムカフェ with株式会社ミカフェート |
2019年5月 | 障がい者運営による「わーくはぴねす農園」 with エスプールプラス |
単に決められたことをやるのではなく、彼らが「やりがい」を持って、長く、楽しんで活躍できるよう、仕事内容や環境も積極的にアレンジし、就労支援に留まらず、彼らの社会的自立、経済的自立という問題に正面から向き合って活動をしている団体と連携し取り組んでいます。
<関連情報>
ベルシステム24、久遠チョコレート、多様な人材による多様な働き方の実現を目的にチョコレート工場を開設し、 障がい者によるチョコレート製造を開始
https://www.bell24.co.jp/ja/news/holdings/20181115/index.html
~障がい者が働く現場を訪ねて~
『障がい者の所得向上』を目指すラン育成施設で働く、当社社員を訪ねました
https://www.jimotatsu.com/special/alonalon.html
ベルシステム24、SDGs並びに「多様性プロジェクト」を推進、「障がい者の運営によるカフェ」をミカフェートのプロデュースによりオフィス内に開設
https://www.bell24.co.jp/ja/news/holdings/20190207/index.html
ベルシステム24はこれからも、すべての人が働きやすい環境を目指して活動していきます。