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肥満と蚊にさされやすいことは関係ある?
夏は蚊との戦い、という方も多いのではないでしょうか?
気が付くと出没して攻撃してくる"憎いヤツ"。
特にかゆみや炎症が強く出る体質の人は、本当に困りものですよね。
昔から、「太っている人は蚊にさされやすい」とも言われていますが、実際に、蚊に刺されやすい人・刺されにくい人で体系の違いはあるのでしょうか…?
蚊に刺されやすい理由とは…
蚊は、人や動物が呼吸で吐き出した二酸化炭素・体温や湿度を感知して近づいてきます。
人の皮膚から常に分泌されている汗や乳酸の匂いも大好きで、100メートル先からでも獲物めがけて飛んでくるそうです。(!)
つまり、
- 体温が高く、よく汗をかく
- 体臭がある
- 基礎代謝が活発
- 運動後のように大きな呼吸をする人
が狙われやすいといえます。
また、化粧品や香水に含まれる化学薬品の匂いも蚊を引きつけます。
はっきりとした理由は不明ですが、血液型がO型の人がほかの血液型の人に比べて蚊にさされやすいことも、一部の実験で明らかになっています。O型の人が分泌する成分が蚊を引き寄せるのではないかといわれています。
肌や着ている服の色にも関係があり、白い色よりも黒い色・濃い色のほうが蚊のターゲットになりやすいことが分かっています。
蚊に刺されやすい人の特徴
- 血液型がO型の人
- 汗をかいている人
- 黒い服を着ている・日焼けしている人
- 体の大きい人・太っている人
- アルコールを飲んでいる人
また、蚊は足から発する匂いに敏感なので、靴下をはいていない人の方が刺されやすいそうですよ。
肥満の方は蚊にねらわれやすい?
蚊を寄せ付ける原因は、体温・汗・呼吸で吐き出す二酸化炭素でしたね。
肥満の方は、
- 体脂肪で体の熱がこもりやすく、体温が高い
- 暑がりで汗をかきやすい
- 普段から呼吸が大きく、二酸化炭素の排出量が多い
- 体表面積が大きい
等の傾向があり、蚊が寄ってきやすい条件が揃っています。
必ずしも「太っている = 蚊にさされやすい」ということではないですが、蚊に刺されやすい体の状態であると言えるでしょう。
蚊にさされると不快なだけでなく、デング熱にジカ熱などの怖い病気になってしまうこともあります。
ダイエットも、実は蚊を寄せつけにくくする1つの方法なのかも知れませんね!