季節の変わり目は要注意。風邪の初期症状別、予防と対策
あなたはどこから風邪をひく?
季節の変わり目。忙しいこの年末に限って体調を崩しやすくなる、という方も多いのではないでしょうか?今日は風邪の初期症状別、予防と対策を紹介します!
喉からくる人
・原因は喉の乾燥
喉の痛みは風邪の初期症状の代表的なものです。
喉から風邪がくる人の多くは口を開けて寝ていることで、喉が乾燥してウイルスがとどまりやすくなって炎症が起きると言われています。
ウイルスが肺まで入っていくと外に出そうとして咳となります。
咳は体の外へ出そうとしている反応ですので、咳を止めることは体にウイルスを侵入させやすくして、鼻水、発熱、だるさを起こす症状へと悪化させる可能性があります。
・オススメ市販薬
どうしても咳が止まらなくて苦しい時には市販薬のアスゲン錠のような咳専用のものがオススメです。
咳止めの多くは脳内の咳中枢の反応を抑制するような働きのものが多いので、脳に作用するものではなく、呼吸しやすくする気管支を広げるようにする薬を使う方が副作用的な面でも安心です。
・喉風邪の予防と対策
咳風邪予防には、マスクや、口閉じテープ、スチーム吸入などを利用して、就寝中の鼻呼吸や口内乾燥を防いだり、起きた後に口をゆすいでから奥までうがいをしたりするのも効果的です。口閉じテープは様々なメーカーから専用のものが販売されているほか、サージカルテープなどを代用するパターンもあるようです。
また、アロマのハッカ油には、呼吸をしやすくする作用があるため咳を止めるのにも効果的です。 温めたタオルにハッカ油を垂らしたり、カップにお湯を入れてハッカ油を垂らして吸ったりするのも良いでしょう。
鼻からくる人
鼻から風邪がくる人の主な原因の1つとされているのは、部屋のハウスダストや花粉、ダニ、ノミの死骸など、汚れた空気を吸う環境にいること。つまり、部屋の掃除を定期的にすることが鼻風邪予防につながるケースも多いと言われています。
また、食べ物によるアレルギー反応として鼻炎の症状が出ている可能性もあります。
鼻水も体から余計なものを排泄している反応ですので、止めることは逆に体にウイルスやアレルギーになるような物質を取り込みやすくなります。
・オススメ市販薬
鼻水が止まらなくてしかたがないときには、アレジオンのような鼻炎用の薬を使うのがオススメです。
鼻炎薬に多い副作用の眠気が少ないことや体内時計のメカニズムからアレルギー物質となるヒスタミンが生成されやすい時間帯が22時頃ということが分かっているため、アレジオンの就寝前服用が有効だと考えられます。
・鼻風邪の予防と対策
「鼻うがい」をすることで、鼻の粘膜が乾燥せずに適度な水分を帯びるようになります。これにより、鼻の中が洗浄されて細菌、ウイルス、アレルゲンを体に取り入れるのを防いでくれます。そうすると次第に鼻水も治まります。
ハッカ油も鼻の通りを良くするので鼻風邪、鼻炎にもおすすめです。
熱からくる人
熱風邪は、風邪がかなり進行したときに起こる症状です。
風邪は、咳、のどの痛み、鼻水が同時にまたは症状が連続的に起こります。 熱が出ているときにはすでにウイルス感染している状態で、免疫がウィルスを攻撃し、活発に働いていることで発熱が起きます。
また、発熱の場合はインフルエンザやコロナウィルスといった感染症による症状も考えられますので、自己判断せず、まずは病院の発熱外来を受診してください。
・オススメ市販薬
病院の受診をするのが一番ですが、一時的に特に高熱でどうしても必要な場合には、パイロンPL顆粒のような熱を下げる薬を使って療養することもあるかも知れません。
解熱薬の中にはインフルエンザだった場合に使用すると脳炎を引き起こす可能性があるものが存在します。そのため、インフルエンザであっても大丈夫なように「アセトアミノフェン」を成分として配合した解熱剤を使うことをオススメします。
・熱風邪の予防と対策
すぐに熱が出てしまうという方は、免疫低下が影響している可能性があります。
普段からうがい手洗い、マスクの着用などで感染に注意することや、十分な睡眠・バランスの良い食事を心掛け体力を向上させるなど、生活スタイル全般を見直すことが大切です。
また、発熱してしまったら、自己判断せずに病院を受診してください。
インフルエンザやコロナウィルスではなくても、市販薬等で発熱をむやみに下げると風邪が長引く可能性があります。
また、療養時は速乾性のある服装で就寝し、あまり厚い布団で寝ないこともポイント。
汗が適度に乾くような状態にしておくのも早く治すのに有効です。
食事は水分補給を優先して、食べられる範囲で控え目に摂取するようにしましょう。
消化しやすい、おかゆ、甘酒、スムージー、酵素ドリンクのようなものがオススメです。
まとめ
最近ではファスティングなど、デトックス法もたくさん種類がありますので、自分に合うもので毒出しを定期的に生活に取り入れるなど、普段から免疫力を上げておくことを心がけましょう。
症状ごとに対策も変えて賢く予防していきましょう!