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耳にカビ!?耳掃除のやりすぎで「外耳道真菌症」のリスク増?

実は怖い耳カビ。あなたは大丈夫?

なかのひと

みなさんは普段、耳掃除をしていますか?

実はその耳掃除が原因で、耳の中に「カビ」ができてしまうことがあるって知っていましたか?

耳にカビ!?原因は?

なぜ耳にカビが生えてしまうのでしょうか。

耳かきなどの耳掃除のほか、最近では長時間のイヤホン着用も1つの原因であると言われています。

耳の入り口から鼓膜までを「外耳道」と呼ぶそうですが、ここの皮膚は薄く刺激に敏感。耳かきなどで引っかいてしまうと外耳道に傷ができ、傷が炎症を起こすと外耳炎になってしまいます。

さらに、そこへカビが感染した状態が「外耳道真菌症」。

真菌とはカビのことで、カンジダやアスペルギルスがよく知られています。

イヤホンの場合も、外耳道が傷付いた状態で長時間使用していると、蒸れてカビが繁殖しやすくなってしまうそうです。

通常であれば、カビが体に入ってきても抵抗力があるため、撃退することができますが、疲労やストレスから抵抗力が弱まっているとカビに感染しやすくなるんだとか。

さらに、一度感染してしまうと、カビは増殖して広がる可能性があり、厄介です。耳の中にカビが生えるとは想像するだけでもゾワッとしてしまいますね。

耳掃除はあまり意識せず毎日やってしまう、という方もいるかもしれませんが、やりすぎには注意した方が良さそうです。

症状や対策は?

外耳道真菌症になってしまうと、どのような症状が出るのでしょうか。

耳のかゆみや痛み、耳だれ、耳が詰まる、外耳道が腫れるといった症状の他に、白や黒など菌糸を含んだ耳垢が出るようです。

炎症部分に耳垢が詰まってしまうと難聴の原因になる可能性もあるので、気になる症状があるときは、早めに診察を受けましょう。

●耳掃除のやりすぎには注意

専門家によると「耳には自浄作用があり、耳垢を外に出す力を持っている」そう。そのため、耳掃除は月に1~2回で十分なんだそうです。

どうしても我慢できないときは、耳鼻科を受診して耳掃除をしてもらうことを検討しましょう。

また、イヤホンも長時間つけっぱなしにせず休み休み使用をしたり、耳をふさがないイヤーカーフ型のイヤホンも併用したりと利用頻度や形式を変えることで対策ができます。

治療には長期間かかる

外耳道真菌症と診断されてしまうと、治療には1か月~数か月の通院が必要となります。短期間で再発することも多いため、時間をかけて治療をする必要がある病気です。

なにげなくやってしまう耳掃除ですが、こんなリスクがあるとは驚きですね。

耳掃除もイヤホンも、やりすぎには注意しましょう。

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