実はスゴい!ダイエット中の芋は里芋一択?
え?芋はダイエットに不向きじゃないの?
寒い季節にさまざまな料理で活躍してくれる「里芋」。
芋はダイエットに不向きのように思われがちですが、実は里芋にはダイエット向きの栄養がたくさん含まれているんです!今回は里芋にフォーカス!
芋類は太る?里芋は意外と低カロリー
芋類はダイエットの敵のように思われている方もいるかも知れませんが、100gあたりの糖質とカロリーを白米と比較してみると、
白米:糖質35.6g/156kcal
里芋: 糖質10.8g/58kcal
長芋: 糖質12.9g/65kcal
菊芋: 糖質13.1g/35kcal
じゃがいも: 糖質16.3g/76kcal
大和芋: 糖質24.6g/123kcal
自然薯: 糖質24.7g/121kcal
さつまいも: 糖質29.2g/132kcal
と意外!芋類は割とヘルシー。
その中でも、里芋は、100gあたり、さつまいも132kcal、かぼちゃ91kcalに比べて、58kcalと低カロリーで、同様に、糖質もいも類の中では低いんです。
また、水分や食物繊維を多く含んでいる点もダイエットには◎。
里芋のぬめりにはダイエット成分がタップリ
さらに、里芋のぬるっとする独特のぬめりにも秘密が。
里芋のぬめりは「ガラクタン」や「ムチン」と呼ばれる食物繊維の一種。
ガラクタンの特徴は、たくさん食べても脂肪にならない点。
油などの吸収を抑えコレステロールの付着を防いだり、血圧を下げる効果もあると言われています。
ムチンには、腸内環境を整える働きがあり、便秘解消の効果が期待できます。
他にも、カリウムが豊富に含まれているため利尿作用を促進し、むくみを防いでくれたり、糖質の代謝を促すビタミンB1、脂肪の代謝を促すビタミンB2などビタミン類も含まれている里芋。
満腹感を得られやすく、ダイエットの味方になる成分が多い点は魅力的ですね!
里芋の食べ方
ダイエットに最も向いている芋。里芋の食べ方のポイントは、『ぬめりを落とし過ぎず、加熱しすぎない』こと。
ぬめりの中にダイエット成分がたくさん入っているの、ぬめりを落とし過ぎてしまうと成分もなくなってしまいます。また、加熱しすぎると有効成分のムチンの効果が薄れてしまうそう。
煮込みなどを作る場合には、途中で火を止めて余熱の力で味をつけるのも手です。
【おススメ里芋レシピ】
ダイエット中にもOK!焼きさといもとエビのマリネ
材料
<2人分>
- さといも……2個
- ごぼう……60g
- エビ……4尾
- かぼちゃ……80g
- 枝豆(実)……大さじ1
- A オリーブ油…大さじ1 ワインビネガー…大さじ2 塩、こしょう…各少々
1.さといもは皮をむき、5~6mm厚さの輪切りにする。
2.ごぼうは皮をこそげ、太目のささがきにし、水に放す。
3.エビは殻をむき、背ワタを取り、背に包丁を入れ2等分に切る。
4.かぼちゃは5mm厚さに切る。
5.Aを混ぜ合わせ、マリネ液を作る。
6.焼き網を熱し、さといも、ごぼう、エビ、かぼちゃを乗せ、弱火で両面をこんがり焼く。
7.焼けた順に、マリネ液に浸ける。
調理するときに、手がかゆくなるのは里芋のシュウ酸カルシウムの針状結晶による刺激だそう。
かゆみを防ぐには、塩や重曹、お酢を手に付けておくと良いそうです。
注意点
里芋を選ぶ際は、丸みがあり泥や土がついていて湿っているものが良いそう。
また、里芋ダイエットで煮込み料理など味が濃くなりやすい料理を作る際には調味料の入れすぎにご注意。ダイエットのつもりが砂糖や油がたっぷりでは、逆に太ってしまう原因になりかねません。
里芋は、実はとても体に良い食材だったのですね!
煮込み料理以外にも、実はサラダなど短時間でできる料理も多い里芋。
今年の冬は里芋を上手に食べて、大成功のダイエットライフ、試してみませんか?