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睡眠は百薬の長

『睡眠』で痩せる!?何もしないで痩せ体質ゲット

なかのひと

睡眠不足が続いたら、なぜか体重が増えてしまった。そんな経験をしたことは、ありませんか?逆に、「ぐっすり眠る日が続くとなぜか体重が減る」ということも筆者は体験しています。実は睡眠とダイエットには深い関係があるんです。

睡眠不足だと太る?

睡眠不足は、体重増加をもたらす要因のひとつであることが知られています。

【グレリン】が増え【レプチン】が減る

睡眠不足になると、食欲を増加させる【グレリン】というホルモンの分泌が増えます。このホルモンのせいで食べすぎてしまい、太る原因に。

さらに、満腹感を感じる【レプチン】というホルモンの分泌が睡眠不足だと減ってしまうことが分かっています。そのため必要以上に食べてしまう結果に。

しっかり眠れば睡眠中に300kalも消費する!

睡眠中は、脂肪分解作用のある成長ホルモンが分泌され、しっかり眠ると、なんと1日あたり300kcalの脂肪を消費してくれるそうです。逆に寝不足だと、その量は90kcal程度にダウン。

300kalの消費とは、大体7キロのジョギングで消費するカロリーです。運動で消費しようとすると大変な数字ですよね。

良質の睡眠で増える!痩せるホルモン5つ!

良質の睡眠をとると「痩せるホルモン」が分泌されます。

1.成長ホルモン
脳下垂体から分泌されるホルモンで、糖質の分解を促進したり、筋肉の増強にも関わっているそうです。分泌が増えることで脂肪燃焼効果や基礎代謝のアップが見込めるそうです。

2.GLP-1
このホルモンが多く分泌されていると、食べても太りにくくなると言われています。

3.セロトニン
食欲をコントロールする働きと精神を安定させる働きも持っているホルモンです。

4.メラトニン
新陳代謝を活発にして、太りにくい体質をつくるホルモンです。

5.レプチン
脳の視床下部に満腹のサインを送り、満腹感を感じるホルモンです。
(※前文で伝えたように寝不足だと減少してしまいます。)

眠るだけで痩せる!!【睡眠ダイエット】の方法とは!?


それでは、質の高い睡眠をとるには一体どうしたら良いでしょうか。

1.午後10時~午前2時の時間帯には寝る
成長ホルモンが最も分泌される午後10時~午前2時までには寝ているようにしましょう。

2. 睡眠を毎日7時間とる
睡眠時間が7時間の人に比べ、4時間だと73%も肥満率が高くなることが明らかになったそうです。やせやすい体になるためにも、1日トータルで7時間は眠ることを心がけましょう。

3. 夕食を控えめにとる
夕食を沢山食べてしまうと消化に時間がかかり質の良い睡眠がとれません。
タンパク質を中心にして、食べる量は控えめにしましょう。

4. 入浴は1時間前にする
体の深部の温度が一旦上がって、そこから下がると心地良く睡眠がとれるそうです。そのため1時間前に入浴するとよいでしょう。

5. 寝る前にスマホやTVをみない
光が刺激になって眠りを誘うホルモン、「メラトニン」の分泌を妨げてしまうそうです。眠る直前には控えましょう。

いかがでしたか。
心がけ次第で実行できそうですね。眠るだけでできる瘦せ体質づくり、ぜひ、試してみてください。

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